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競馬コラム

ラップナビゲーター

2020年10月28日(水)更新

ポイントは馬場レベル!フィエールマンが台頭へ


今週のピックUPレース
天皇賞(秋)

2週連続無敗の3冠馬誕生という快挙の余韻を楽しむ間もなく、今週は史上初の8冠を狙って天皇賞・秋にアーモンドアイが登場。前走の安田記念で0.4秒差の完敗を喫したとはいえ、相手は返す刀でスプリンターズSもぶっこ抜いたグランアレグリア。評価を下げるポイントは一つも見当たらないが、それ以上に気になるのが目下の東京の馬場レベルだ。





先週の富士Sが良馬場まで回復しながら稍重の前年より0.4秒遅いマイル1.33.4秒。パンパンの良馬場でも昨年のような1分56秒台前半が飛び出すようなケースは考えにくい。時計が速くなればなるほどすごみを増してきたのがアーモンドアイ。もちろん大きく崩れるとは考えにくいが、時計のハードルが下がればコントレイル同様、思わぬ苦戦を強いられる可能性は十分にある。

注目したのは春の天皇賞連覇で勢いに乗るフィエールマン。3.15.0秒→3.16.5秒と走破時計は落としたものの、7~11ハロン目が64.5秒→61.1秒とラップの密度はむしろ上がっている、の見方もできる。9~11ハロン【2-2-1-0】なら距離も十分に守備範囲。スタミナの要求される持続力勝負なら、面白い存在となりそうだ。



先週のピックUPレース
菊花賞

他馬を寄せ付けない横綱相撲を披露したダービー、神戸新聞杯から一転、直線はアリストテレスと死力を尽くした壮絶な叩き合い。過去に例を見ないほど薄氷の勝利で3冠馬の称号を手にしたコントレイルだが、想定外の大苦戦を強いられた程度でその偉業の価値が色あせるわけではない。

あわやのシーンを生み出した一番の要因はラップ3分割62.2秒→62.6秒→60.7秒のスローペース。「反応が良すぎる馬」(福永騎手)だけに、終始折り合いを欠いて脚をタメる形にならなかったのは確か。それでもアリストテレスに決して前を譲らなかったのは2冠馬の矜持といったところだろう。

これでハッキリしたのはこの馬の距離適性。キャリア7戦の中で最も目を引くパフォーマンスを見せつけたのが9ハロン1.44.5秒の超速レコードを叩き出した昨年の東スポ杯2歳Sであることは衆目の一致するところだろう。現状、ベストは左回りの10ハロン前後。そうなれば俄然、来年の今頃が楽しみになってくる。ターゲットはもちろん府中10ハロンの天皇賞・秋。ベストの条件で無敗の3冠馬がどれだけ弾けるか。今から楽しみでならない。

明石尚典

AKASHI TAKANORI

関西学院大学法学部卒。大阪スポーツの若き俊英記者として知られる。ラップ理論の先駆者でもある上田琢巳記者を師と仰ぎ、同氏からの信頼も厚い。東スポ・大スポ週末版で「ラップナビゲーター」を大好評連載中。

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